0570から始まるナビダイヤルは、携帯電話のかけ放題に加入していても、原則として別途通話料がかかります。
2026年10月1日から、携帯電話からの通話料は税込30秒22円となり、課金対象の時間がちょうど10分なら440円です。
ただし、最初の料金案内や待ち時間の扱いには違いがあり、電話をかけ始めてからの時間すべてを一律に計算できるわけではありません。
この記事は2026年10月25日時点の公式資料をもとに、10分の計算方法、待ち時間の注意点、電話代を抑えるための確認手順を整理します。
0570はなぜかけ放題でも有料になる?
ナビダイヤルは、企業などの問い合わせ先に使われる、電話をかける側が通話料を負担するサービスです。
料金の扱いが一般的な国内通話とは異なるため、「国内通話かけ放題」というプラン名だけでは無料と判断できません。
NTTドコモビジネスの公式FAQでも、発信者側の携帯電話などの無料通話サービスは適用外と説明しています。
携帯会社側の案内でも、たとえばahamoの国内通話料金に関するFAQは、0570などへの発信を5分無料通話とかけ放題の対象外としています。
「5分以内なら無料」「10分以内なら無料」という通話オプションでも、対象外の番号にかければ、その無料時間が使えるとは限りません。
0570に短い電話をかけたのに請求が増えた場合は、まず契約プランの対象外番号を確かめましょう。
一方、0120のフリーダイヤルは、電話を受ける契約者側が通話料を負担する仕組みです。
問い合わせ窓口という用途が同じでも、0570と0120では、料金を誰が負担するかが違います。
携帯から10分かけると440円になる計算
NTTドコモビジネスは2026年2月10日に料金改定を発表し、同年10月1日から携帯電話などの発信料金を変更しました。
改定前は税込20秒11円、改定後は税込30秒22円です。
発表日と実施日は異なるため、2月の発表時点から新料金になっていたわけではありません。
対象となる発信元と単価は、公式の料金改定のお知らせで確認できます。
新料金をもとに、課金対象の時間が各時間ちょうどだった場合の目安を計算すると、次のとおりです。
| 課金対象の時間 | 30秒単位の回数 | 税込料金の目安 |
|---|---|---|
| 1分 | 2回 | 44円 |
| 3分 | 6回 | 132円 |
| 5分 | 10回 | 220円 |
| 10分 | 20回 | 440円 |
| 20分 | 40回 | 880円 |
計算式は、10分なら「600秒÷30秒×22円=440円」です。
これは新単価から算出した比較用の目安で、携帯会社の請求画面を実測した結果ではありません。
課金開始前の無料案内を含む通話の総時間や、秒単位の端数がある場合は、表の金額と単純に一致するとは限りません。
また、この表は携帯電話からの新単価を前提にしており、固定電話など別の発信元まで同じ料金という意味ではありません。
たとえば、発信から切断まで10分でも、無料の料金案内などが2分、課金対象の時間が8分だったという仮の条件なら、計算は352円になります。
逆に、料金案内後の待機5分と担当者との会話5分がともに課金対象なら、計算に使う時間は合計10分です。
会話した長さだけでなく、課金対象となった時間を見ることが大切です。
毎回10分の課金対象通話を月に3回かける例なら、440円×3回で1,320円になります。
一度の電話代だけでなく、問い合わせが続いた月の合計も見ておくと、明細を理解しやすくなります。
待ち時間は有料?無料になる場合との違い
「担当者がまだ出ていないから無料」とは判断できませんが、「待ち時間はすべて有料」と言い切るのも正確ではありません。
確認するポイントは、どの仕組みから案内が流れているかと、課金が始まっているかです。
最初の料金案内と、接続先の音声案内を分ける
NTTドコモビジネスの公式FAQでは、ナビダイヤル側が送出するガイダンスに通話料は発生しないと説明しています。
一方、電話を受ける契約者側の装置やサービスから流れるガイダンスには、通話料がかかります。
最初に流れる通話単価などの事前料金案内が終わった後が、課金開始を考える目安です。
携帯電話では、画面に「通話中」と表示されたタイミングから、一般的に料金が発生すると同社は案内しています。
その後に「ただいま混み合っています」という音声が続いても、担当者との会話が始まるまで無料とは限りません。
「話中時待ち合わせ」には無料の待ち時間がある
例外として、ナビダイヤルには、契約する企業などが利用する「話中時待ち合わせ」という機能があります。
公式のオプション説明では、この機能による待ち合わせ中の通話料金はかからないとされています。
これは、企業側の音声装置につながった後の一般的な保留や待機とは区別する必要があります。
電話口の音声が似ているだけでは利用者に仕組みを見分けにくいため、無料と明示されない待ち時間を自己判断で無料扱いしない方が確実です。
長く待つ場合は、案内内容を聞いたうえで、別の連絡方法がないか確認しましょう。
電話代を抑えるために確認したい順番
最初に、問い合わせ先の公式サイトで、用件に合う連絡手段を探します。
ログイン後のチャット、問い合わせフォーム、折り返しの受付などが用意されていれば、通話の待ち時間を減らせる可能性があります。
ただし、フォームには回答まで時間がかかる場合があるため、利用停止や期限のある手続きでは、受付条件も確認してください。
別の電話番号が公式に案内されているか
公式の問い合わせページに、0120や03・06などで始まる別番号が掲載されていることがあります。
別番号にかける場合も、自分の用件や発信元で利用できる窓口かを先に確認します。
海外からの利用だけを案内した番号などは、一般の国内問い合わせにも使えるとは限りません。
市外局番付き番号なら、自分の通話プランの対象になるかを確認できますが、すべて必ず無料と決めつけないでください。
電話番号まとめサイトの古い情報よりも、その事業者の現在の案内を優先しましょう。
電話する前に、説明と質問を短くまとめる
契約番号、注文番号、確認したい内容を先に手元に置くと、つながってから探し物をする時間を減らせます。
質問は「今の状態」「してほしいこと」「期限」の三つに整理すると伝わりやすくなります。
たとえば配送の問い合わせなら、「注文番号と配送状況を確認し、変更できる日時を聞きたい」と最初に伝える形です。
つながらない電話を何度も続ける場合は、公式サイトの混雑案内や受付時間も確認してください。
窓口への連絡手段を整理する例として、当サイトのハローワークへの電話がつながらないときの対処法も参考になります。
請求が気になったら明細で発信先と時間を確認
想定より通話料が高かった場合は、携帯会社の利用明細で、0570への発信や他社接続サービスの料金が含まれていないかを確認します。
アプリに表示された総通話時間だけで判断せず、発信した日、番号、課金された時間など、確認できる項目を照合しましょう。
明細の表示名や確認方法は携帯会社によって異なるため、見つからなければ契約先の料金案内から調べます。
現在の単価、かけ放題の対象外番号、当日の通話の三つを確認すると、料金が増えた理由を整理しやすくなります。
0570にかける前の実践的な一手は、公式サイトで別の問い合わせ手段を一度探すことです。
電話が必要なら、携帯から課金対象10分で440円という目安と、待ち時間の条件を理解したうえで利用しましょう。








