2026年10月22日に届け出られたホンダのリコールは、ステップワゴンなど8車種の一部が対象です。
同じ車種の全車が対象ではないため、車名や購入時期だけで判断せず、車検証の車台番号を使って公式検索で確認してください。
今回取り上げるのは、ボディコントロールモジュールの不具合に関する届出番号5891です。
Honda公式と国土交通省の届出資料では、リコールの開始日は10月23日とされています。
この記事は2026年10月23日時点の情報で、対象確認から販売店への連絡までを整理しています。
今回の対象は8車種の一部で、同名車のすべてではない
Hondaの公式発表に記載された対象は、ステップワゴン、VEZEL、フリード、シビック、ZR-V、N-BOX、N-BOX CUSTOM、N-VANの計8車種です。
対象台数は合計15,191台で、製作期間の全体の範囲は2024年12月23日から2025年7月2日までです。
ここで注意したいのは、この期間が全車種共通の対象期間ではないことです。
車種や型式によって、対象となる製作期間と車台番号の範囲は異なります。
自分の車がこの時期に買った車だから該当する、あるいは別の時期に買ったから関係ない、とは判断できません。
たとえばステップワゴンは、公式表でRP8、RP6、RP7の車台番号が示されています。
ただし、Hondaは対象として記載した車台番号の範囲に、対象とならない車両が含まれる場合もあると注意しています。
一覧表との目視照合だけで確定させず、最後は検索結果や販売店の確認につなげる必要があります。
また、同じ10月22日にはODYSSEYとACCORDについても、別のリコールが公表されています。
ニュースに「ホンダのリコール」とあっても、届出が同じとは限りません。
Hondaのリコール情報一覧で車名と届出内容を確認すると、別の案件を取り違えにくくなります。
何が起きる不具合なのか
今回の不具合箇所は、電気装置のボディコントロールモジュールです。
一般の利用者が部品名を覚える必要はありませんが、「バッテリーだけの問題なのか」を理解する手がかりになります。
公式説明によると、部品選定が不適切で、誤った仕様のコンデンサーが組み付けられました。
その結果、パワースイッチを切った後も過大な待機電流が流れ続け、バッテリーが上がるおそれがあります。
エンジンが始動できない、またはパワーシステムを起動できない状態につながるという内容です。
対策は、ボディコントロールモジュールを良品に交換し、バッテリーも点検することです。
バッテリーに異常がある場合には、新品に交換すると案内されています。
単にバッテリーを充電すれば、原因となった部品まで修理できるわけではありません。
国土交通省の届出資料では、不具合件数は170件、事故はなしと記載されています。
これは届出時の集計で、今後も故障しないという意味ではありません。
一方、この発表だけを根拠に、すべての対象車に同じ症状が出ていると考えることもできません。
症状が出ていなくても、対象と確認できたら修理を予約します。
始動できない症状が出ている場合は、購入先や利用中のロードサービスに状況を伝え、車を動かす方法から相談してください。
自分で原因部品を外したり、配線を変更したりして対処する内容ではありません。
車台番号を使って対象か調べる手順
最初に、車検証などで「車台番号」を確認します。
これは、ナンバープレートの登録番号とは別のものです。
「車名がステップワゴン」「登録は2025年」といった情報だけでは、対象を特定できません。
次に、Hondaの四輪車対象検索を開きます。
公式検索画面では、車検証の車台番号にある英数字を、半角で間違いなく入力するよう案内されています。
画面の入力例と照合し、記号の前後や数字を取り違えないようにしてください。
検索したら、今回のボディコントロールモジュールに関する情報が表示されているか確認します。
同じ車に過去の別のリコールがある場合もあるため、項目名と実施状況まで読むことが大切です。
表示内容が分からない場合は、車台番号を手元に置いて販売店へ問い合わせます。
販売店に伝える内容は、「10月22日届出、番号5891のリコールについて、対象と修理状況を確認したい」で十分です。
続けて車種と車台番号を伝えれば、ニュースの説明を最初から長く話す必要はありません。
公式検索を使うのが難しい場合も、この方法で確認できます。
確認結果と、問い合わせた販売店名をメモしておくと、その後の予約がスムーズです。
家族で同じ車を使っているなら、誰が連絡するかを決めておくと、重複した問い合わせを避けられます。
車台番号が写った書類をSNSなどの公開場所へ載せず、公式窓口との確認に使いましょう。
製作期間外でも修理歴があれば確認したい理由
Hondaの発表には、車両の製作時に組み付けられた部品とは別に、交換修理用として出荷された部品の一覧もあります。
それらの部品が取り付けられた車両にも、同様の改善を実施するという説明です。
このため、記事冒頭の製作期間に入っていないという理由だけで、修理歴のある車まで無関係と決めつけないようにします。
過去に該当する部品の交換を受けた可能性がある場合は、販売店に整備履歴も確認してもらってください。
自分で部品番号まで突き止めようとするより、いつ、どこで修理したかを伝える方が現実的です。
中古車を購入した場合には、前の所有者が受けた修理を自分では把握していないこともあります。
その場合も、分からない履歴を推測せず、車台番号から確認を依頼します。
中古車だから対象外になると考えたり、購入店から連絡がないから済んでいると判断したりしないことが大切です。
公式検索で該当する情報が見当たらなくても、交換部品について気になる修理歴があるなら、その点を添えて確認します。
問い合わせの目的は、不具合の原因を自分で診断することではありません。
自分の車について、今回の措置が必要か、すでに実施されているかを確かめることです。
対象なら無料修理を予約し、必要な予定を確認する
Hondaは、最寄りの販売店へ来店日時を予約し、無料の点検・修理を受けるよう案内しています。
対象であれば、症状が出るまで様子を見るのではなく、予約に進んでください。
ただし、修理開始日と、希望する日に入庫できるかは別です。
連絡の際には、部品の準備状況、入庫日時、作業に必要な時間を確認します。
毎日通勤や送迎に使うなら、預ける必要があるか、代車を利用できるかも合わせて聞くと予定を立てやすくなります。
作業時間や代車の条件は店舗ごとに確認し、一律の時間や無料条件を想定しないようにします。
現在の症状も伝えておきましょう。
「対象検索では該当したが、今は始動できる」のか、「すでに始動しない」のかで、相談したい内容が変わります。
日常使用を続けてよいか不安なら、使用状況も含めて販売店に確認してください。
この記事だけで個別の車の安全性を判断することはできません。
修理の際に他の整備も勧められたら、今回のリコールに含まれる作業と、別料金の整備を分けて説明してもらいます。
すでに自費でバッテリー交換をした人は、その経緯や明細を用意し、今回の不具合との関係を相談してください。
過去の費用が必ず払い戻されるとは、この発表からは判断できません。
まず行うことは、車検証を用意し、公式検索またはHonda販売店で対象と修理状況を確認することです。
対象であれば入庫予約まで済ませ、家族にも予定を共有しましょう。
車名だけのニュースを、自分の車に必要な行動へ変えるところまで確認することが大切です。









