近年、ネット上では「江原啓之の予言」に関する情報が急増しています。
とくに「2025年7月に大きな出来事が起こる」といった予言めいた話が拡散され、江原啓之さんの名前と結びつけられる場面が目立つようになりました。
しかし、それらの多くは本人の意図や発言とは無関係なものであり、誤った認識が独り歩きしているのが現状です。
実際に江原さんは、神社チャンネルの対談でこの件について明確に言及しています。
「自分はそのような予言をしていない」「スピリチュアルをビジネス目的で歪めてはいけない」という強いメッセージとともに、真のスピリチュアリズムとは何かを語っていました。
本記事では、江原啓之氏が語った内容をもとに、事実と誤解の線引きを整理し、信頼できる情報と向き合うための視点をお届けします。
<記事のポイント>
1⃣江原啓之本人は2025年7月に関する予言をしていないこと
2⃣YouTubeなどで拡散されている予言情報の多くが偽情報であること
3⃣スピリチュアルは本来、修行と内観を重視するものであること
4⃣江原啓之が信頼できる情報源として公式発信を重視していること
江原啓之さんの予言と真実のメッセージ
江原啓之|2025年7月の発言を検証
「2025年7月に何かが起きる」という噂は、近年スピリチュアル系のSNSや動画サイトで大きな注目を集めています。
特に「江原啓之さんがそう言っていた」とする言説が拡散され、多くの人が不安を抱えながら検索をしています。
しかし、実際に江原さん自身がそのような予言をした事実は一切ありません。
本人は対談の中で、「2025年7月に何かが起きるとは言っていないし、そうした内容があたかも自分の言葉のように広まっていることに困惑している」と明言しています。
むしろ、そのような情報に踊らされること自体が危険であると警鐘を鳴らしており、冷静に自分自身の内面を見つめることの重要性を説いています。
神社チャンネル:江原さんとの対談で語られたこと
江原啓之さんが出演した神社チャンネルでの対談は、とても興味深い内容でした。
予言に関する誤情報への見解だけでなく、スピリチュアルに対する真摯な姿勢が語られていましたよね。
江原さんは、自身の修行経験やイギリスでの霊的学びを通して、スピリチュアリズムとは一過性のブームや商業的な道具ではなく、「自分自身を見つめ、魂の成長を目指すためのもの」としていたそうです。
対談では、現代に蔓延する「神様がこう言った」「啓示を受けた」などの安易なスピリチュアル言説に対し、それらは神聖さを軽んじる行為であり、結果として人々の迷いや不安を助長すると強く批判していました。
江原啓之 YouTube 偽情報の拡散に注意
YouTube上では「江原啓之が2025年の大災厄を予言」「江原啓之の衝撃メッセージ」といったセンセーショナルなタイトルの動画が多く投稿されています。
しかし、これらの多くは江原さん本人とは無関係の第三者が作成したもので、画像や名前を無断使用しているケースもあるようです。
江原さんは、「公式で発信していないものは信用しないでほしい」とおっしゃっていて、視聴者に冷静な判断を求めています。
こうした偽情報の氾濫は、情報リテラシーの低い層を混乱させるばかりか、スピリチュアルそのものの信頼性を損なう重大な問題です。
個人的には、youtubeの偽情報は、どう考えても江原さんの話じゃないなと気づいていましたが、人によっては真に受けてしまうこともあるかもしれません。
スピリチュアル業界の闇×ビジネス構造
スピリチュアルブームの拡大に伴い、資格商法や高額セミナーといったビジネス構造も問題視されています。
江原さん自身、スピリチュアルカウンセラーを名乗る人が急増した背景には、「言葉の軽視とスピリチュアルの商業化」があると語っています。
本来、霊的な相談や導きとは、長年の修行と深い内省のもとに提供されるべきものであり、安易に職業化されるものではありません。
江原さんは、「頼まれて初めて相談に乗った」という自身の原点を例に挙げ、ビジネス目的でスピリチュアルに関わることへの危機感をにじませていました。
youtube上では、ここ近年、チャネリングや霊視ができるという人が続出していますが、自身の過去の予言と照らし合わせながら、実際にそれを証明できる人は一人もいません。
オーラの泉☆真実と誤解のギャップ!
かつて一世を風靡したテレビ番組「オーラの泉」は、スピリチュアルの大衆化に大きく貢献しました。
しかし、それにより一部の人々はスピリチュアルを「不思議な力」や「霊能力ショー」として誤解するようになった側面も否めません。
江原さん自身は、そのような誤解を避けるため、現在はより教育的・啓蒙的な活動に重きを置いています。
「オーラの泉」で伝えたかったことは、あくまで“魂の在り方”と“心の持ち方”であり、決して見世物的なものではないというスタンスを今も持ち続けています。
私も当時、いつも楽しみにオーラの泉や天国からの手紙という番組を見ていましたが、江原さんの場合、霊視だけに頼らない心に響く愛のある言葉が印象的でした。
スピリチュアルカウンセラーが批判される理由
江原啓之さんが特に問題視しているのが、「スピリチュアルカウンセラー」という肩書きを軽々しく名乗る人々です。
もともとこの言葉を日本で初めて使ったのは江原さん本人ですが、今ではその本来の意味を理解しないまま、ビジネスの一環として使用する人が後を絶ちません。
江原さんは、「スピリチュアルとは直感や気分で語るものではなく、知識と修行、そして他者への深い共感と責任感が求められる分野だ」と強調しています。
また、専門用語の混同や表面的な理解がまかり通る現状に対して、教育や啓蒙の必要性を強く感じていると述べています。
なので、確かに並木良和さんや中村咲太さんなどの著名人の発信は、多くの人に注目されていますが、知識だけでなくちゃんと心で受け止めて、何を感じながら日々を過ごしていくのか、その辺を大切にしていく必要がありそうです。
江原啓之の予言と本来のスピリチュアリズム
霊能者の修行|イギリスで得た視点とは
江原啓之さんは、霊的な力を自称するだけではなく、徹底した修行と学びを重ねてきたことでも知られています。
特に注目すべきは、イギリスでの本格的な霊能修行の経験です。
イギリスではスピリチュアリズムが宗教的・学術的にも体系化されており、霊能やミディアムのトレーニングが制度として存在します。
江原さんはそこで本場のスピリチュアルヒーラーであるハリー・エドワーズ氏らのもとで学び、「自分の直感だけではなく、知識と倫理に基づいた霊的サポートのあり方」を身につけたと語っています。
この経験を通じて、彼は日本におけるスピリチュアルの軽視や自己流の霊能者への疑問を強く感じるようになったのです。
守護霊と背護霊の違いを正しく知る必要がある♪
スピリチュアルの世界では、「守護霊」や「背護霊」という言葉が混同されがちです。
しかし江原さんは、これらの用語に明確な定義と違いがあると述べています。
守護霊とは一般に個人を導く存在であり、生涯を通じて魂の成長をサポートしてくれる霊的な存在です。
一方、背護霊という言葉は、初代の霊能者・吉田綾氏が使っていたもので、「背後から守る霊」というニュアンスを持っています。
混乱が生じる背景には、霊能に関する基礎知識が一般化していないことがあり、江原さんはそのことを懸念しています。
スピリチュアルに関わる人間は、共通の用語を正確に理解し、誤解を生まない表現を心がけるべきだというのが彼の主張です。
自然霊と動物霊の解説:誤認への警鐘!!
霊的な存在を語るうえで、「動物霊」と「自然霊」の混同もまた誤解を生むポイントです。
江原さんは、動物霊とは本当に亡くなった動物の霊であり、犬や猫などの魂が人の近くに寄り添うことを指すとしています。
対して、よく言われる「狐の霊」や「コックリさん」などは、霊的用語でいうところの自然霊にあたり、動物に見える姿をとって人間に働きかけてくるものです。
つまり、実際に動物の霊というよりも、人の意識や霊的エネルギーの形が、動物のように映っているだけに過ぎないというのです。
このような用語の混乱が、「なんでも動物霊のせい」にするような迷信的思考を助長していると江原さんは警告しています。
スピリチュアルとは日常の内観である
江原さんがスピリチュアルにおいて最も大切にしているのが「内観」という考え方です。
スピリチュアルは何か外側の力に頼ったり、超常的な現象を追いかけたりすることではなく、自分の心と日常を見つめることから始まるものだとしています。
彼は、「悩みとは泣き言であり、すべては自分の内側にあるものの映し出し」だと語ります。
つまり、問題を他人や外部に求めるのではなく、自分自身を見つめ直すことが、真のスピリチュアリズムの実践だというわけです。
神社に行くだけでなく、家の中や日常生活の中に神性を宿すことができるという考え方も、こうした内観の姿勢から生まれています。
江原啓之が示す信頼できる情報源をチェック☆
情報が氾濫する現代において、どの情報を信じるかは非常に重要な課題です。
特にスピリチュアルな分野では、感情に訴える話や予言めいた言説が数多く存在します。
江原さんは、そうした中で「公式でない情報は信じないでほしい」と何度も述べています。
YouTubeやSNSには、彼の名前や写真を無断で使用し、センセーショナルな言葉で再生数を稼ぐ動画があふれていますが、それらの多くは本人と一切関係がありません。
信頼できる情報とは、江原さん自身が発信している書籍や公的な動画、または信頼ある媒体を通した対談や講演に限られるのです。
情報の真偽を見極める目を持つことが、予言に振り回されないためにも大切です。
予言に惑わされず生きるための心得
最後に江原啓之さんが繰り返し伝えているのは、「予言に怯えても意味はない」というメッセージです。
2025年7月の噂にしても、社会全体が「その日が怖い」と集団で意識することで、逆にエネルギーが集中し、本来起こるはずのない出来事が誘発されてしまう可能性すらあると指摘しています。
そのため、何よりも大切なのは「自分自身がどのように生きているか」であり、日々の行動や心の持ち方こそが人生を左右するのだということです。
スピリチュアルな生き方とは、未来を怖がることではなく、今この瞬間を丁寧に、誠実に生きること。
江原さんの言葉には、その核心が一貫して流れているのです。
「江原啓之の予言」について総括
記事のポイントをまとめます。
✅江原啓之は「2025年7月に何かが起こる」とは一切発言していない
✅江原氏本人は予言的な内容の商業利用に対して否定的である
✅YouTubeなどで拡散されている江原啓之名義の予言動画の多くは偽情報である
✅神社チャンネルの対談で本人が誤情報への懸念を直接語っている
✅スピリチュアルは修行と学びを伴う真摯な道であると江原氏は説く
✅スピリチュアルカウンセラーという肩書きの乱用に強い警鐘を鳴らしている
✅イギリスでの本格的な霊的修行に基づいた知識を重視している
✅守護霊と背護霊の違いを正しく理解する必要があると指摘している
✅自然霊と動物霊の混同による誤解が広がっていることを懸念している
✅神頼みではなく日常生活に神性を宿す姿勢こそが本質だと述べている
✅信頼できる情報は公式な書籍や対談のみと明確に線引きしている
✅予言に怯えるのではなく、自らの内面を整えることが大切であると強調している