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山万ユーカリが全国初の顔認証システム本格導入した件

ユーカリが丘ニュータウンの顔認証システム導入

全国初の顔認証システム導入

皆さん、こんにちは!

今日は千葉県佐倉市にあるユーカリが丘ニュータウンで起こった、とても興味深いニュースについてお話したいと思います。

先日、ユーカリが丘ニュータウンを走行する山万ユーカリが丘線で、全国初となる顔認証システムの本格導入が発表されました。

このシステムは、利用者が事前に専用サイトでクレジットカード情報と顔を登録し、改札に設置されたタブレットに顔をかざすことで乗車が可能になるんです。

驚くべきことに、両手に荷物を持っていてもスムーズに利用できるので利便性が高いです。

まるで未来の世界が現実になったような感じですよね。

山万コミュニティバスへの導入

このシステムは、同ニュータウンを運行する山万コミュニティバスにも本格導入されます。

不動産会社「山万」によると、設置されるタブレットは計15台で、鉄道6駅の改札に8台、バスの車内に7台が設置されるとのことです。

事前登録を済ませた利用者は、タブレットに顔を読み込ませて乗車し、降車時はそのまま降りられるというシンプルな仕組みです。

利用料は1か月分がまとめてクレジットカードから引き落とされるため、支払いの手間も省けます。

顔認証システムの利便性とコスト削減

顔認証システムの本格導入は、国土交通省によると全国の鉄道で初めてのこと。

バスについても、全国的に見ても前例がないということで、まさに先駆的な取り組みです。

山万は2013年、自社建設のマンションの出入り口に顔認証システムを導入していて、その技術を鉄道にも応用できないかと検討を重ねてきました。

鉄道への導入を加速させた一因として、既存の改札機の老朽化が挙げられます。

現在、鉄道6駅には切符や定期券にだけ対応した改札機が設置されていますが、これが壊れやすくなっているんです。

そのため、利用者からはICカードの利用を希望する声も上がっていました。

しかし、ICカードに対応した改札機に切り替えるには多大なコストがかかります。

一方、顔認証システムはタブレット1台で運用できるので、コストを抑えながら利便性を向上させることができます。

山万の担当者によると、「タブレット1台で運用できるので、利便性だけでなく、コストも抑えられる利点がある」とのことです。

実証実験と地域住民の反応

また、2021年5月から約2年間、顔認証技術を持つ「パナソニックコネクト」と、乗り換え案内検索大手で決済・チケット管理システムを提供する「ジョルダン」と共同で実証実験を行いました。

その結果、地域住民約100人からは、「子連れでも手を離さず通過できる」「現金を用意しなくていいので便利」といった肯定的な意見が寄せられ、本格導入を後押ししました。

顔認証システムの将来展望

新しい切符と定期券の販売停止

興味深いのは、このシステムの導入によって、従来の切符と定期券の新規販売が停止されるという点です。

顔認証システムを利用しない人は、駅の券売機でQRコードのついた乗車券を購入し、QR認証機にかざして乗り降りすることになります。

購入済みの定期券などは期限が切れるまで使用できるので、利用者にとっても大きな混乱はなさそうです。

顔認証システムの地域拡大計画

山万は、1970年代から同ニュータウンの開発を続けてきました。

今後は、顔認証システムで決済できる仕組みを周辺の商業施設や飲食店にも広げていくんだとか。

担当者は「公共交通機関を足がかりとして、暮らしのあらゆる場面で顔認証が利用できる街づくりを進めたい」と話していて、地域全体のデジタル化が進むことが期待されますね。

顔認証システムの利便性とプライバシー問題

このニュースを聞いて、私も非常に感心しました。

特に、顔認証システムの利便性とコスト削減効果には驚かされましたね。

タブレット1台で運用できるという点は、地方の鉄道会社にとっても大きな魅力となるでしょう。

また、実証実験を通じて地域住民からの肯定的なフィードバックを得たことも、本格導入を後押しする重要な要素となりました。

ただ、一方でプライバシーやセキュリティの問題についても考える必要があります。

顔認証システムは個人の顔データを扱うため、不正利用やデータ漏洩のリスクが存在します。

この点については、システムの運用と管理が非常に重要となります。

山万や技術提供会社には、セキュリティ対策を万全にして、利用者の信頼を得る取り組みを期待したいところです。

ユーカリが丘ニュータウンへの期待

皆さんも、ぜひ一度ユーカリが丘ニュータウンを訪れて、この未来的な顔認証システムを体験してみてはいかがでしょうか。

私も近々訪れてみたいと思います。

顔認証システムがどのように日常生活を変えるのか、その進化を見守りながら楽しみにしています。

(参考:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6504399)

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